添い寝リフレとは?風営法と違法スレスレの実態
「添い寝リフレ」は、女性と個室で添い寝をする・軽いスキンシップを受けるといった、性的ではない接触を“売り”とするサービスです。
主な特徴:
- 顧客と女性が同じ布団で横になる
- 手をつなぐ・頭をなでるなどの軽いスキンシップ
- 制服・ルームウェアなど、衣装のフェチ要素を強調する場合も
- 会話・耳かき・膝枕などもサービスに含まれる
添い寝リフレはどこで営業している?
- 東京(秋葉原・新宿・池袋)や大阪(日本橋)などの都市部に集中
- 多くは雑居ビルの一室やマンション型の店舗
- 出張型でレンタルルーム・ホテルを利用するケースもあり
風営法との関係
風営法の適用対象ではない(建前上)
- 性的サービスを提供しないため、風営法の風俗営業・性風俗特殊営業には該当しない
- あくまで「リラクゼーションサービス」「スキンシップ」などと位置付けられている
どこまでが合法?違法との境界線
添い寝リフレは、一歩踏み間違えると「わいせつ行為」や「売春防止法違反」に該当します。
違法とされるケース:
状況 | 違法性 |
---|---|
性器への接触 | わいせつ罪に該当(刑法175条) |
性交・それに類する行為 | 売春防止法違反 |
過剰な密着(服越しでも) | 公然わいせつに問われる可能性あり |
店側が黙認・助長している | 管理売春・無届風俗営業に該当の可能性 |
店側が「自由恋愛」として逃げようとしても、実質的に容認していれば摘発の対象になります。
過去の摘発事例
- 東京・秋葉原のリフレ店が“わいせつ目的の営業”として摘発(2016年、都公安委員会)
- 制服姿での過剰な接触が常態化していたとして、風営法・公然わいせつ罪で立件
添い寝リフレは開業できるのか?
理論上は可能ですが、以下のような極めて高いリスクを抱える業態です。
- 建前だけ“健全”でも、実態が性的に傾けば即アウト
- 警察からの内偵・張り込み・ガサ入れの対象になりやすい
- ホームページやX(旧Twitter)での表現もチェックされる
- 出張型は「無店舗型性風俗営業」と誤認されやすい
行政書士からの注意喚起
- 添い寝リフレは、風俗営業のように“許可を取れば合法”という構造ではありません。
- 建前が健全でも、実態次第では刑法犯となり得る。
- 特に「未成年を働かせる」「制服コンセプト」などは極めて危険です。
添い寝リフレまとめ
項目 | 内容 |
---|---|
法的位置づけ | 飲食店やマッサージ店と同様の一般業 |
許可・届出 | 風営法の届出対象外(ただし実態によっては必要) |
違法の可能性 | 容易にわいせつ罪や売春防止法違反に該当するリスクあり |
行政指導の有無 | 都道府県により監視強化の動きあり(東京・大阪など) |