女性用風俗(女風)とは?無店舗型性風俗との関係と違法との境界
「女性用風俗」とは、女性が男性キャストから性的なサービスやマッサージ、密着、会話などを受ける出張型のサービスのことを指します。
主なサービス内容(建前・実態両面)
- アロママッサージや性感マッサージ
- キス、ハグ、密着、会話
性交渉に至るケースもあるが“自由恋愛”の建前の場合がある
「レディース風俗」「女性向け風俗」「性感マッサージ」などの名称で宣伝されていることも多く、SNS集客が主流です。
風営法上の位置づけ
基本的には「無店舗型性風俗特殊営業」に該当
- 風営法第2条第6項に定義あり
- 「本番行為を伴わない性的サービスを、派遣型で提供する営業」はこの分類に入る
女性向けであっても、性別は関係なく「無店舗型性風俗」として規制される対象です。
無店舗型性風俗特殊営業の詳細はこちら
無届営業がある!届け出ていない理由とは?
「女性用風俗業者」は届出をしていない理由としては:
- 出会いの提供のみで、「自由恋愛だから性風俗ではない」という主張
- 個人運営・SNS集客中心で、実態が曖昧
- 性的サービスの明示を避けて違法性の回避を図る
ただし、実態として性交渉や性的サービスを提供していれば、完全にアウトです。
違法となるケースと刑罰リスク
行為 | 適用される法律 |
---|---|
無届で性風俗営業 | 風営法違反 |
性交渉・射精行為を伴う営業 | 売春防止法 |
わいせつな行為の出張提供 | 公然わいせつ罪 |
女風は無店舗型性風俗届出をしてもデリヘル(ヘルス)であり、本番行為のあるソープとは異なります。
“自由恋愛”という逃げ道は通用するのか?
業者が「自由恋愛だからサービスではない」と主張
しかし、キャストが常習的に性交渉をしており、報酬が発生している場合は「管理売春」として摘発される可能性が高い
お金のやりとりが分離されていても、「営業」として認定されれば意味がない。
個人営業の増加と警察の目
最近では男性キャストが個人で女性客とDMでやり取り→出張サービスを提供という形も増加
無届・無登録・納税なしの「闇営業」が主流になりつつあり、今後は警察による取締り強化の対象になる可能性も大きい
まとめ:女性用風俗は「風営法の対象」、自由恋愛では逃げきれない
- 女性用であっても、性風俗的要素があれば風営法の規制対象
- は無届営業の業者は違法リスクが常にある
- 自由恋愛の建前では、実態が伴えば違法とされる可能性が高い